支払い能力を超えてお金を借りる事
貸金業法の改正というのは、その人の支払い能力を超えてお金を借りる事を出来なくして、多重債務者を防ぎ、上限金利を引き下げる事で、借金地獄の落ちる人を少なくするという意図があるのです。
それだけ聞くと、債務者の為に改正されたように感じますが、
一概にそうは言えない事実があるのをご存じでしょうか?
債務者にはその気持ちが分かりますが、実際にお金を借りる事が難しくなったという事は、借金をする事でまわるようになっていた生活が困難になってしまうのです。それは果たして債務者の為になっていると言えるのでしょうか?
金融業者の立場からすると、顧客を大幅に失っただけでなく、上限金利も下げられたので、確実に利益を得られるような顧客にしか貸し出さなくなり、借金をする事でどうにか生活をまわしてた人達は、新たに借入れをする事が出来なくなり、行き場を失ってしまいました。
更に、定期的な収入のない専業主婦はそれだけで借入れをする事が出来なくなり、夫の収入証明書が必要になったりと、何かと面倒になった為、遠のいてしまうのです。
そこで登場してきたのが、「ソフト闇金」と呼ばれるものです。闇金なので法外な高金利をつけたり、人権を無視した取り立てを行うのかと思いきや、闇金融も知恵をつけあきらかに闇金と分かるような事は行わず、しっかりと貸金業の登録をしてあたかも金融業者のように振舞うので、利用者は闇金を利用しているつもりがないにもかかわらず、そこに足を突っ込んでしまっているのです。
法律をしっかりと順守する事がない為、しっかりとした調査などを行なわずに問い合わせをしてきた人などに、片っ端から審査をしたかのように接して、お金を貸せるのです。
貸金業法の改正により、お金を借りる場所を失い路頭に迷った人達はこういった業者からしかお金を借りる事が出来なくなっているのが現状なのです。そういった人達の救済法がないまま、法改正が行われたせいで、ソフト闇金の市場は拡大していき、闇金が完全に消える事なく存続し続けるのでしょう。
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2011年5月17日 | コメント/トラックバック(0) |
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