利益が出たところで

一時期、凄い勢いであった過払い金の請求ですが、最近ではCMなども少なくなり、落ち着いたようにも見えます。また、請求をしてもお金が戻ってこない事も多くなってきていますが、それは消費者金融の資金が底をつき、支払いが出来なくなっているという事実があるのです。
改正された貸金業法が完全施工され、上限金利が10%も下がった現在では、営業を続けていても今までのように金利は入ってこず、また別の過払い金の請求をされ、支払いばかりが増え続ける事で、マイナスが続けばその後は当たり前のように倒産してしまいます。
確かに、儲かる予定のない仕事いつまで続けても意味がないですし、利益が出たところで、過払い金の支払いに充てないといけなくなれば、気持ちをそがれるのは当たり前ですから、倒産や廃業をしてしまうのです。
今回は過払い金の請求で法律事務所は儲かりましたが、以前にも似たような事例がありました。
「必ず儲かる」と宣伝をしてお金を投資させ、その後儲かる事がなく、多くの人に莫大な損失をさせた商品先物取引の事件がありました。
通常は、商取引の投資なので、騙されたとだけ判断され、その被害者は泣き寝入りをするしかないのですが、最高裁判所が被害金を弁済するという判決を出した事で、日本全国の弁護士が稼ぎ時とばかりに一斉に動き出し、先物取引会社のほとんどは弁済により倒産を余儀なくされ、被害者は請求先を失うという事がありました。
裁判所の判決後に、弁護士が動き出して、弁護士が利益を得て、その後は請求先を失う。これはまさに、今の過払い金請求と同じと言えるのではないでしょうか?
似たような状況を辿っており、請求先を失うであろう過払い金の請求もこの先は、縮小していくことが目に見えるようです。
ただ違う点は、お金に困る人というのは、いなくなる事はありません。ですので、破産や債務整理などいくつかの方法で残っていく可能性はあるものの、長くは続かないであろうと、多くの専門家が口をそろえています。

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